感染性関節炎(化膿性関節炎)
感染性関節炎(化膿性関節炎)とは
感染性関節炎は、関節の中に細菌やウイルスなどの病原体が入り込むことで起こる関節の炎症です。
急に関節が腫れて強く痛み、熱を持つのが特徴で、発熱を伴うこともあります。
この病気は放っておくと「関節の破壊・変形」「敗血症(命に関わる全身感染)へ進展」「歩行困難や可動域制限が残る」などのおそれがあり、特に細菌によるものは「化膿性関節炎」とも呼ばれ、迅速な対応が必要な疾患です。
赤ちゃんから高齢の方まで発症する可能性があり、特に免疫力が弱い方は注意が必要です。
原因
感染性関節炎は、体の中に入った細菌が血液の流れにのって関節に届き、炎症を起こすことで発症します。
けがや注射、手術のあとに菌が直接関節に入ることもあります。
高齢の方や糖尿病・リウマチなどの病気がある方は、かかりやすくなるので注意が必要です。
症状
急な関節の腫れ・痛み
発熱(38℃以上が多い)
関節の発赤・熱感
動かすと激痛がある(特に荷重時)
発症しやすい部位
よく感染が起こるのは膝関節、肩関節、股関節などの大きな関節ですが、どの関節にも起こりうる病気です。
(乳幼児では股関節が多く、高齢者では人工関節部位に注意)
治療
できるだけ早く治療を始めることが大切です。
まずは点滴または内服で抗生物質を投与し、原因となる菌を退治します。
関節にたまった膿があるときは、関節の中を洗い流す治療(関節洗浄)を行います。
注射で膿を抜くこともあれば、必要に応じて手術を行うこともあります。
